文化・歴史をつなぐ
安芸高田市の文化や歴史の中には、未だよく知られないまま眠っているものもたくさんあります。
これらの文化や歴史をまちの資源として掘り起こすための調査研究事業を行っています。
さらにその成果を公開し、市民や安芸高田市に関する人々との共通の宝物にできるようにしていきます。
専門的な学術交流だけでなく「歴史講演会」や「子ども歴史教室」などを定期的に開催し、普及・啓発活動にも取り組んでいます。
発掘する 埋蔵文化財調査
私たちの先祖が残してくれた遺跡や遺物は、当時の人々のくらしや、地域の文化を知る貴重な手がかりになります。
埋蔵文化財調査事業は、過去の歴史を明らかにし、現在に活かし、未来へと伝えていくという大きな役割を担っています。
これまでに、県内有数の遺跡である「郡山大通院谷遺跡」をはじめ数多くの遺跡を発掘調査し、その調査内容・実績は高く評価されています。
>> 郡山発掘調査の報告はこちら
公開する 講演会・報告会
調査研究で明らかとなった地域の文化や歴史をより多くの人に知ってもらおうと、毎年「歴史講演会」を開催しています。
中世毛利氏に代表される地域の歴史が分かりやすく学べると人気があり、たくさんの参加があります。
また、「遺跡報告会」を行ったり、出土遺物の展示など調査成果の公開に力を入れると同時に、県内外での研究会やシンポジウムでその成果を数多く発表しています。
伝える 子ども歴史教室
掘り起こした地域の宝物を次代に伝えていくには、子どもたちの文化や歴史に対する理解や関心を深めることが必要です。
小・中学生を対象に平成6年度から毎年開催している「子ども歴史教室」では、子どもたちが実際に遺跡の発掘を体験したり、土器や勾玉作りなどをおこない、昔の人々の技術や生活ぶりに触れることで郷土の生きた歴史を学んでいます。