平成29年３月11日（土）安芸高田市民文化センタークリスタルアージョで、第24回歴史講演会を開催しました。

今回は、平成25年に安芸高田市で初めて見つかった四隅突出型墳丘墓の稲山墳墓にちなんで、広島大学大学院文学研究科の野島教授をお招きし、「弥生墳丘墓から前方後円墳へ」と題して講演いただきました。会場は定員を超える聴講者で満員となりました。

講師の野島先生は、広島県北部を含む山陰地方と周辺域・畿内・岡山県南部と地域ごとの弥生時代墳丘墓の系譜をたどり、どのように変遷し前方後円墳が成立していったのか講演されました。また、被葬者の埋葬後に墳丘を構築していたのが、墳丘構築後に埋葬するという墳丘構造も時期によって変わっていくことなど話されました。

聴講した参加者からは、「弥生墳丘墓の変遷について理解できた」との声が聞かれました。